特急サザンは四国の後継として1985年から運転を開始しました。当初から全車座席指定と一部座席指定の2種類があり、前者は4両(一部は6両で後に朝は8両)で後者は当初2両が座席指定で4両が自由席と後の名鉄の一部特別車特急に近い編成でした。その後1992年に指定席車に中間車2両が増結されて現在の4+4の8両編成となりました。

この時の指定席車と自由席車を連結して運転するという発想はその後、名鉄にも1990年から実施されており、当時は編成単位での連結だったんですが、指定席車と一般席車が非貫通だったことが問題視されると4両の1000系を2両ずつに分割して岐阜側の2両を豊橋側に方向転換の上新製した1200系と連結して6両の一部指定席(現一部特別車)に生まれ変わりました。

また、南海では指定席車と自由席車は貫通幌で繋がっているものの双方の通り抜けは乗務員のみに限定されており、乗客が通り抜けできるのは指定券を購入したものの自由席車に誤乗した場合と自由席車の旅客がトイレを利用する際に車掌に申請した場合に限られています。一方名鉄ではその必要性はなく自由に通り抜けができるようになっています。

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